動きのコツを意識していますか?

動きのコツ動きの質と動きのコツ
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2020.3.18 【加筆・編集しました】

 

日常生活で体を動かす時に意識していることはありますか?

どんなことを意識してると、その結果体がどう変化していくのか?

 

体の使い方や意識のちょっとした違いで、できない動きが急にできたり、

動きの質が高くなったり、日常の動きは見た目まで変化させています。

動きのコツに興味がある方は読んでみてください。

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見た目には分かりにくいけど、見た目に反映されるコツ

 

ちょっとした違いなんだけど…

 

その違いを知っているのと、知らないのとではあきらかに違っていく。

 

意識的なのか?そうではないのか?で、プロセスだけでなく結果も違ってくる。

 

 

その、ちょっとした違いが〝コツ〟です。

 

 

○ コツを身につけているのか、いないのか。

◯ コツを知っているのか、いないのか。

◯ コツを意識しているのか、意識していないのか。

 

たったこれだけで、一見同じに見えても同じ結果にはなりません。

 

見た目もどんどん変わっていき、健康に対する結果も同じにはなりません。

 

 

テレビにインターネット、雑誌にDVD、動画サイトにSNSなど

 

自分さえその気になれば、有料無料に関わらず、さまざまな健康情報を知る

 

ことができる便利な世の中ですが、

 

沢山の情報を集めるだけでなく、情報を選んで集める。

 

集める情報の質が重要で、集めた情報を使いこなすことで健康も情報価値も高まります。

 

 

エクササイズやトレーニング、ワークアウトなど体の使い方(動かし方)も

 

最初はとりあえず見様見真似で動いてみる積極性や行動力が大切ですが、

 

続けるほどに回数を重ねるほどに、

 

ただ動かしているのか?意識的に動かしているのかが、

 

コツをつかめるのか、つかめないのかの分岐点になります。

 

 

 

但し、コツは映像には映りづらく、文字や言葉だけでは伝わりきらない感覚的な部分や

微妙なニュアンスの部分でもあるので、集中と工夫を保つことが必要になり、

コツを掴むと、動きの質が変わったことに本人が一番最初に気づきます。

 

同じ動きを繰り返すことで分かること

 


さまざまな武道や芸道には、伝統的な型(かた)があり、

 

スポーツやダンスには、ランニングや素振りなどの基礎練習があります。

 

それをひたすら繰り返すことで基礎体力がついていき、

動きに必要な筋力をつけたり、続けるほど体が強くたくましくなっていき、

動きがシンプルな分だけ意識することや感覚が生まれやすく、

感覚に集中することで無駄が少なくなり動きが洗練されていきます。

 

そんな動作の反復で大事になるのが〝集中〟と〝工夫〟です。

 

 

 

⚫️ 単に回数をこなすことだけ意識していると、動きの質が下がります。

⚫️ 運動の負荷や強度が強すぎると、体が耐えきれずに逆にブレーキがかかって

 動きが止まったり、動きがギクシャクするなど無駄に力が入る原因になります。

⚫️ 苦しくて思考停止状態に陥ったまま動いていると、どこかを痛めたり

 集中どころの話ではなく、動く感覚を工夫するまで意識がいき届きません。

 

 

👎「 回数を何回やった 」

👎「 何時間やった 」

👎「 負荷を大きくしてやった 」

👎「 高い強度でやった 」

 

どれも欠かせない要素なのですが、その前提として

 

👌「 集中して 」

👌「 意識的に」

👌「 工夫しながら 」

 

がないと、いつまでたってもコツはつかめないだけでなく、

退屈で単純な運動に時間を費やすことになってしまいます。

(あまり楽しくないことは、楽しむ工夫が必要なのです。)

 

動くコツとは、骨を動かす意識

 

コツの語源は、骨(こつ)です。

 

骨は、体の中心で支える役目を果たしていることから、物事の要点や本質を

意味し、そこから本質を見抜いて自分のものにすることを意味するようになり、

要領をえていることをコツをつかむと言うようになったそうです。

 

 

回数を何回こなした・長時間やった・負荷や強度が強い・マジメに頑張ってる

など、他人には分かりやすくて言い訳にもなりますが、

 

それではなかなかコツはつかめません。

 

 

検索すればなんでも手早く簡単に答えを求められる便利で良い時代ですが、

 

一生物(いっしょうもの)の道具をどう使いこなすか?

 

じっくりと思いをめぐらせたり、先に答えや手段を求めないで、

 

あれこれ工夫したり思考する力をつける。

 

コツコツやり続けることが、実はコツをつかむ一番のコツなのかもしれません。

 

 

若くてパワーやエネルギーに溢れている時には、

力任せで勢いやパワーで乗り切るも良し。

 

経験を積みながら意識的に行動することでコツを掴んでいき、

徐々に動きを洗練させていく。

 

年齢と共に経験に裏打ちされた洗練された動きでしなやかに乗り切る。

 

ってひとつの理想です。

 

体を動かす時に意識すること

 

体を動かす感覚は人それぞれです。

 

基本的に親や大人から教わる機会も他人とその感覚について共有する機会も

ほとんどありません。

 

体をガンガン動かすやった感重視ではなく、スムーズに動かしてのびやかさを重視する

回数を意識するよりも、動き方を工夫したり集中を切らさないことを意識しながら動く

動きの微妙な違いを感じながら、体をコントロールして重心を常に意識し続ける。

 

同じようにいても、この3つのことを意識するだけで身体感覚が変わります。

 

体形はあなた次第で変わっていく

 

⭕️ 歩くことをいとわない人は、足腰の筋肉が発達します。

 

⭕️ ママチャリよりもロードタイプの自転車に乗る方が下半身の筋肉が発達します。

 

⭕️ 運動量や力仕事が多い人はしぜんに筋肉が発達するので筋肉量が多くなります。

 

⭕️ スポーツ選手もそれぞれの競技特性に最適化された肉体になっていきます。

 

⭕️ 体は無駄に力んだり使い過ぎると凝り固まっていきます。

 

⭕️ 意識しきれない部分や使えていない部分はたるんだり皮下脂肪がつきやすくなります。

 

⭕️ 下半身よりも上半身、体の背面よりも前面を意識しやすいので発達に影響します。

 

 

体は正直です。

たとえ元々の体型や遺伝などの要素が強くても、ライフスタイルや普段の姿勢、

体の使い方など、その人が体をどう使っているのか行動記録のように見た目に

分かりやすく体の形として表現することになります。

 

まずは脱力することから始めよう

 

感覚を意識して(重視して)いろいろ工夫してみる。

 

意識的に動けるように集中を切らさない。

 

 

やる気はあるんだけど、なにから始めていいのかが分からなくなったら

 

〝無駄な力を抜くことから〟〝無駄な力が入っていないか〟

 

確認することから始めてください。

 

 

理由は簡単で、ブレーキを自分でかけないためです。

 

便利なアプリがあるからとスマホにどんどんインストールしていくと

 

メモリの容量が奪われて誤作動しはじめたり、動きが重くなっていきませんか?

 

アプリをインストールする前に不要なアプリを削除したり、不要なデータを削除

 

するように、体もまずは無駄をやめること(脱力)から始めましょう。

 

 

自分でできる脱力方法

 

🔵 仰向けに寝て深呼吸しながら体の背面が全て床にピッタリくっつくように

 してみましょう。

 👉呼吸する度にどこか浮いたり浮こうとしませんか?

🔵 壁に踵と背中全面ピタリくっつけて深呼吸してみましょう。

 👉後頭部、首の付け根からお尻、脚の後面が壁から離れないように脱力しましょう。

 

 

もしも寝た状態で脱力できない場合は、要注意。

かなり体が誤作動している状態か、力んでいる状態で痛みをかばって動いている

可能性もあります。

 

立位の脱力は難しい分、できるようになるほど身体感覚とコンディションが良い

変化をしていきます。

 

まとめ

 

力は、抜くよりも入れる方が簡単です。

 

力を入れて動かすほどやった感は感じますが、

無意識に力むのが当たり前になっている体だと力を抜くだけでも

かなり苦戦します。

 

自分の体にもかかわらず、寝た状態でもなかなか脱力できないことに

気がつくはずです。

 

まずは、呼吸を整えることから始めて、意識的に段階的に脱力していきましょう。

 

脱力できるようになるほど身体感覚がハッキリしていき、

無駄な力が抜けていくほど身体感覚が明確になり、感覚を頼りに

工夫ができるようになるはずです。

 

 

陰と陽・緊張とリラックス・屈めると伸ばす・求心性と遠心性

など相対する2つの力がありますが、無駄な力も抜くことで正しく力を入れる

感覚が生まれ無駄な力を抜くことの本当の重要さが分かり始めます。

 

 

 

このブログが、あなたの健康維持・獲得のキッカケやヒントになると幸いです。

 

長文を最後まで読んでいいただきありがとうございました。

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